2014年1月26日日曜日

マネーと常識(ジョン・C・ボーグル)を読みました。

管理人はVanguard Total World Stock Index Fund ETF (VT)をポートフォリオの軸にしています。そんな個人的な思い入れもありVanguard創始者ジョン・C・ボーグルさんの本を読んでみました。

内容は「コストの低廉なインデックスファンドに投資すべし」のワンメッセージ。なぜインデックスファンドに投資すべきなのか、なぜコストが重要なのかがわかりやすく述べられています。

本の中に著者の主張を裏付ける意味で「私(ジョン・C・ボーグル)の意見を鵜呑みにするな」というコーナーが設けられています。読んでみるとジョン・C・ボーグルさんの主張を更に補足する内容になっています。

「マネーと常識」推奨の投資戦略

最終章の18章に具体的な投資戦略が書かれています。

まじめなお金の50%から100%は標準的なインデックスファンドに投資すべきである。楽しむお金は、投資資産全体の5%を1ペニーたりとも上回ってはならない。

"まじめなお金"、"楽しむお金"とはなんなのかは本を読んでみてください。

インデックスファンドを軸にして個別株等でさらなるリターンを目指す「コア・サテライト戦略」と呼ばれる手法があります。「マネーと常識」はもっとゴリゴリインデックスファンド推しなイメージです。インデックスファンド100%が基本。ポートフォリオに小型株や割安株を入れてもいいけどを市場リターンを上回ろうとすると市場リターンを下回るリスクが増えますよと書いてあります。

「マネーと常識」はいつ読むべきか

マネーと常識の原題"The Little Book of Common Sense Investing"にあるように250ページ程の本(The Little Book)なので読みやすいです。内容も複雑に入り組んでいるわけではなくワンメッセージですしね。インデックス投資をやっていて一番キツイのはインデックス投資以外への誘惑。メディアで取り上げられるのはいつだって株のデイトレーダーやレバレッジをかけて勝負しているFXのトレーダー。インデックス投資家はいつだって地味です。「もしかして自分もデイトレードで大儲けできるんじゃないか?」と邪念がむくむく湧いてきたらこの「マネーと常識」を読むといいのではないでしょうか?管理人は実際そんな気分になったときに繰り返し読んでます。

最後に「マネーと常識」で印象に残ったフレーズ

インデックス運用は、これまでに発明されたなかで最高の投資戦略ではないかもしれないが、それより悪い投資戦略は数え切れないくらいある。

追記 「マネーと常識」もkindle化して欲しいですね。繰り返しお風呂で読んでいたらヨレヨレになってきたので。

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